トラックドライバーの1日の流れ【現役20年・地場】朝6時出勤の日と8時出勤の日を正直に書く

アンナギさん、ドライバーの1日って、実際どんな流れなんですか?求人票を見ても「8時〜19時」くらいしか書いてなくて、中身が想像つかなくて。
たしかに、求人票じゃ中身までは分からないよな。
今日は俺の1日を、そのまま時間の順に書いてみるよ。地場の2t〜4tでの話だから、全部の会社に当てはまるわけじゃないけどね。
先に言っておきます。
これは自分の会社・自分の場合の1日です。
運送会社は、会社によって仕事の中身がけっこう違います。「こういう働き方もあるんだな」くらいで読んでもらえたらと思います。
まず、自分の1週間はこうなっています
曜日によって、出勤時間も仕事の中身も変わります。
| 曜日 | 出勤 | 仕事の中身 |
|---|---|---|
| 月・水・金 | 8時ごろ | パレット降ろしがメイン |
| 火・木・土 | 朝6時 | 手降ろしがメイン(完全に地場) |
| 日 | 休み | |
退勤はどちらも19時半ごろです。週6日勤務で、長い日は13時間以上になります。
朝6時出勤の日は、家を出るのもっと早いですよね…!
朝:アルコールチェックをして、倉庫へ向かう
出勤して最初にやるのがアルコールチェックです。
これは今はどこの運送会社でもやっていることだと思います。
そのあと、積み込む荷物がある倉庫へ向かいます。ここまで30分〜40分。
ひとつ、自分の会社ならではかもしれない話をします。
本来なら会社を出た時点から仕事が始まっている感覚なんですが、自分のところは「倉庫に到着してから出勤扱い」になります。
ここは他の会社とは違うかもしれない。正直、俺にも分からないんだ。
ただ、こういう細かい扱いは会社ごとに差が出るところだと思うから、気になる人は面接で聞いてみるといいよ。
移動時間や待機時間をどう扱うかは、会社によって考え方が分かれるところです。
詳しくは残業代のカラクリにも書きましたが、入る前に確認しておくと、あとで「思っていたのと違う」が減ります。
月・水・金の1日:高速を使って1便、近場で2便
8時出勤の日は、こんな流れです。
→高速で
1時間ほど走る
戻り、コンビニで
1時間ほど休憩
→そのまま
直帰
この日の休憩は、だいたい同じ時間に取れます。
1便の配達を終えて倉庫の近くまで戻ってきたら、コンビニで1時間ほど休みます。
時間が読めるというのは、地味ですが大きいです。
「今日は何時ごろ休めるな」と分かっているだけで、体力の使い方が変わります。
2便は近場のちょっとした荷物を運んで、そのまま直帰します。
火・木・土の1日:2便とも手降ろし

朝6時出勤の日は、完全に地場の仕事です。
そして2便とも手降ろし。荷物を1つずつ手で降ろしていきます。
正直に言って、この日はきついです。
1日2便とも手降ろしって、体がもたなそうです…。
ただ、毎日ずっと手降ろしというわけではありません。
月・水・金はパレット降ろしなので、そこでメリハリはついていると思います。
手降ろしとパレット降ろしの違いは、体への負担がまったく違います。
パレットで降ろせる日は、フォークリフトを使うので体はだいぶラクです。
この話はフォークリフト免許の記事に詳しく書きました。
一番きついのは、昼の手降ろし。特に夏
20年やってきて、1日で一番きついのはどこかと聞かれたら、迷わず「昼の手降ろし」と答えます。
特に夏です。
荷台の中は熱がこもります。そこで荷物を1つずつ降ろしていくので、体力の減り方が他の時間帯とは違います。
自分がやっているのは、こんな備えです。
- ファン付きのウェア……今の自分にとっては、これが一番効いています
- 長袖の冷感インナー+衣類用の冷感スプレー……ウェアとの合わせ技で使っています
- 水分補給……のどが渇く前に飲む。これは本当に必須です
夏の手降ろしは、根性でどうにかするものじゃないと思ってる。装備でラクにできるところは、道具に頼っていい。倒れたら元も子もないからね。
ファン付きウェアは「見た目は暑そう」だけど、実際は違った
正直に言うと、自分も使う前は「あんな服、見るからに暑そうだな」と思っていました。
でも実際に着てみたら、想像とまったく違いました。
今では、夏はこれなしでは無理だと感じるくらい使っています。
そんなに違うんですか!自分もあれ、暑そうだなと思ってました…。
自分は袖なし(ベスト)と半袖の両方を持っています。
使ってみた実感として、おすすめは半袖です。脇の下まで風がきて涼しいのが大きい。
ベストの方が動きやすそうに見えますが、実際に着比べると動きやすさは半袖とほとんど変わりませんでした。
(長袖は自分が使っていないので、そこは分かりません)
正直に書きます。「涼しい」けど「暑いものは暑い」
ここは盛らずに書きます。
冷感インナーとスプレーを合わせれば、炎天下でもそれなりに涼しくはなります。
ただし、暑いものは暑いです。荷台の中でも、外でも。
それでも、着ないのとは格段に違うというのが正直なところです。
「これを着れば涼しくて快適」ではなく、「きつさが減って、なんとかやれる」くらいの感覚で考えてもらうのがちょうどいいと思います。
自分には効かなかったもの
逆に、自分にはあまり合わなかったものも書いておきます。
首に巻くネッククーラーは、最初は冷たいのですがすぐに冷たくなくなりました。
保冷剤も、冷感タオルも同じでした。
(アイスベストは使ったことがないので分かりません)
もちろん、これは自分の場合の話です。
短時間の作業なら、こういうものが合う人もいると思います。
選ぶときの注意点:安さだけで選ばない
これは知り合いの話なんだけど、安いそれなりのやつは、風が弱かったり壊れやすかったりで、2〜3回買い直してるんだ。結局それだと高くつくよな。
安いものが全部だめ、という話ではありません。
ただ、毎日・ひと夏まるごと使う道具だということは、頭に入れておいた方がいいと思います。
参考までに、自分が使っているのはこんな組み合わせです。
| 買ったもの | だいたいの費用 |
|---|---|
| ファン付きウェア(バートル・セット) | 2万円前後 |
| ファンとバッテリーのみ(COVELL) | 1万円前後 |
2つ目は、ファンとバッテリーだけを買い足しました。手持ちのウェアと合わせて使えたので、服は買っていません。
(※メーカーが違うと合わないこともあるので、買う前に対応を確認してください)
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参考までに、自分が使っているバートルの半袖タイプです。
「これを着れば涼しい」という話ではありません。暑いものは暑い、というのは上に書いたとおりです。気になる人だけどうぞ。
こちらは、あとから買い足したCOVELLのほうです。
※セット内容や対応するウェアは、必ず商品ページで確認してください。メーカーが違うと合わないことがあります。
暑さの感じ方には個人差があります。装備をそろえても、体調が悪いと感じたら無理せず休んでください。
腰への負担も無視できません。
荷物の持ち方ひとつで、かかる負担がまったく変わります。ここは腰痛の記事に、自分がやっている守り方を書きました。
夕方:日報を書いて、洗車して、アルコールチェック
最後の配達が終わったら、会社に戻ります。
やることは、日報を書く・洗車をする。
そのあと、同僚と少し談笑してから、最後にもう一度アルコールチェックをして帰ります。
この「同僚と談笑」の時間、地味に好きです。
日中はほとんど一人なので、1日の終わりに少し話せるのは悪くありません。
ずっと一人の仕事かと思ってましたけど、そういう時間もあるんですね。
この働き方が向いている人・きついと感じる人
- 日中は一人の時間が長い方が気がラク
- 毎日だいたい同じリズムで働きたい
- 体を動かす仕事の方が性に合っている
- 朝が早いのがどうしても苦手
- 週6日勤務・長い日は13時間以上がきつい
- 夏の暑さの中での重労働が不安
まとめ:求人票の「8時〜19時」の中身は、こうなっています
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
求人票に書いてある時間だけでは、1日の中身までは分かりません。
同じ「8時〜19時」でも、手降ろしなのかパレットなのか、休憩が読めるのかどうかで、体の疲れ方はまったく変わります。
気になる会社があったら、面接で「1日の流れを教えてください」と聞いてみてください。
ここを丁寧に説明してくれる会社は、それだけで少し安心できると思います。