転職エージェントに登録したら何を聞かれる?現役20年が受けた面談を最初から最後まで書く

自宅のソファでスマートフォンを耳に当てて話しているイラスト
後輩くん
後輩くん

エージェント、気になってはいるんです。でも登録したあと何をされるのか分からなくて…。どこかに会いに行くんですか?

アンナギ
アンナギ

俺のときは、電話で40分話しただけだよ。会いには行ってない。
今日はその中身を、最初から最後まで書くね。

エージェントを使った本音の記事では、結果のほうを書きました。
紹介された求人が年収150万円ほど下がる内容で、転職しなかった、という話です。

でも、そこに行き着くまでのやりとりの中身は書いていませんでした。

この記事では、自分(20年・2t〜4t・地場)が実際に受けた面談を、そのまま順番に書きます。

先に結論:登録する前に「譲れない1つ」を決めておく

細かい話の前に、いちばん伝えたいことを書きます。

登録する前に、これを決めておいてください。

  • ここだけは絶対に譲れない、という点
  • ここは妥協してもいい、という点

この線引きさえできていれば、面談で困ることはありません。
断るときにも、迷いません。

自分の場合は、はっきりしていました。
給料は下げない。これが最低条件でした。

アンナギ
アンナギ

ここが決まってなかったら、たぶん相手の話に流されてた。
決めておくのは、断るためじゃなくて「迷わないため」なんだ。

なぜそう言えるのかは、このあとの流れを読めば分かってもらえると思います。

登録から求人が届くまで、こう進みました

まず、全体の流れです。

1
メールで
登録する
2
担当者から
電話が
かかってくる
3
電話で面談
(40分ほど)

そのあとは、こう続きました。

  • 後日、求人がメールで届く
  • 電話で中身の説明を受ける
  • 受けるか断るかを返事する

最初はメールで登録して、そのあとに電話が来た——という順番だったと思います。

面談は「会いに行く」ものではありませんでした

ここは、いちばん誤解されているところかもしれません。

自分の面談は電話でした。時間は40分ほど。
どこかへ出向いたわけでも、スーツを着たわけでもありません。

調べてみると、これは特別なことではないようです。
一般に、初回の面談は30分〜1時間ほどで、電話やオンラインで行われることが多いとされています。

後輩くん
後輩くん

え、会わなくていいんですか。休みを取って行くのかと思ってました…。

ドライバーの仕事は、平日に時間を取るのが難しい人が多いと思います。
電話で済むなら、休みを潰さずに済みます。ここは知っておいていいところです。

面談で、何を聞かれたのか

40分、何を話したのか。覚えている範囲で書きます。

聞かれたのは、大きく2つでした。

  • 希望条件
  • 給料のこと

それだけです。
試験のように次々質問されるわけでも、経歴を細かく問い詰められるわけでもありませんでした。

こちらから伝えたこと

自分からは、こう伝えました。

  • 給料自体は下げない……これが最低条件だと言いました
  • できれば土日休みがいい

この2つです。
難しいことは何も言っていません。

ひとつだけ、意外な質問がありました

これは予想していませんでした。

「運転手だけど、タクシーのほうには興味がありますか」

そう聞かれました。

自分はトラック一本で来たので、その発想がありませんでした。
言われてみれば、同じ「運転する仕事」ではあります。

聞かれたときは、ただ意外なだけでした。
今にして思えば、相手はこちらが考えていなかった選択肢も出してくるということなんだと思います。

タクシーを勧められて、断った話

この質問については、もう少し書いておきます。
条件だけ見れば、悪い話ではなかったからです。

タクシーは、実際に条件が上がっていました

当時の自分の感覚では、タクシーは需要が増えていて、年収もどんどん上がっていく傾向にあるという印象でした。インバウンド、つまり海外からのお客さんが増えていた影響です。

正直に言うと、一番年収が上がる可能性があるのはタクシーかもしれないとも思いました。

調べてみると、この感覚は的外れではなかったようです。

  • タクシー運転手の平均年収はおよそ415万円とされています
  • 東京では500万円を超えるという調査もあります
  • 近年はインバウンド需要で収入が上がる傾向にあると言われています
  • 2026年3月には運賃の改定もありました

もちろん、タクシーは歩合の要素が大きい仕事です。
地域によっても、人によっても差は出ます。誰でもこの金額になるという話ではありません。

それでも断った理由

条件が上がっているのは分かっていました。
それでも、断りました。

理由は、これです。

同じ「運転手」でも、人を運ぶのと荷物を運ぶのは、勝手が違う気がしたからです。

トラック(荷物を運ぶ)
  • 運転中は一人の時間
  • 気楽に過ごせる
  • 自分にはこれが性に合っていた
🤔
タクシー(人を運ぶ)
  • お客さんを乗せたら、そうはならない
  • 運転中も気を配ることになる
  • 同じ運転でも、中身が違う

自分にとって、トラックの運転中の時間は「一人で気楽にいられる時間」でした。
そこが、この仕事を20年続けられた理由のひとつだと思っています。

タクシーは、お客さんを乗せたらそうはなりません。
細かい違いはほかにもあるはずですが、自分の実感としては、そこが決定的でした。

アンナギ
アンナギ

先に断っておくけど、俺はタクシーをやったことがない。だから中身を語る資格はないよ。
これは「やってみて合わなかった」じゃなくて「合わないと思ったから受けなかった」って話なんだ。

ここで、もうひとつ気づいたことがあります

この記事の最初に「譲れないのは給料だけだった」と書きました。

でも、タクシーを断ったとき、給料の話はしていません。
むしろ、上がる可能性があると思っていたのに断っています。

ということは、自分にはもうひとつ譲れないものがあったということです。

一人で、気楽に働けること。

自分では意識していませんでした。
でも人間関係について書いた記事でも、結局そこに行き着いています。この仕事がラクなのは、人と関わる時間が短いからだと。

条件を出されて初めて、自分が何を大事にしていたかが分かる。
エージェントを使ってよかったのは、案外そこかもしれません。

求人は、メールと電話の両方で来ました

面談のあと、しばらくして求人が届きます。

自分の場合は、まずメールが来て、後日あらためて電話で「こういったものがあります」と説明を受ける形でした。

メールだけ見て終わりではなく、口頭で補足してもらえるのはありがたい部分でした。
文字を眺めているだけより、中身が頭に入ります。

紹介されたのは3件。
ただ、どれも年収で150万円ほど下がる内容でした。(この経緯はエージェントを使った本音に詳しく書いています)

断ったときのやりとり

ここが、いちばん不安な人が多いところだと思います。

自分が言ったのは、これだけです。

「希望の給料条件がないですね」

それで終わりでした。

引き止められることも、責められることもありませんでした。
返ってきたのは「じゃあ、情報だけは送らせてもらいますね」という一言です。

アンナギ
アンナギ

正直に言うと、言いにくさは全然なかった
理由ははっきりしてる。最低条件が給料だって、俺の中で決まってたからだよ。

ここが、冒頭に書いたことにつながります。

断りにくいのは、自分の中の線が決まっていないからです。
線が決まっていれば、「その線に届いていません」と言うだけで済みます。相手を否定する必要がありません。

正直に書きます。自分は「休み」のほうは妥協できました

ノートに譲れないものと妥協できるものを分けて書き出したイラスト

ここは、これまで書いてこなかった部分です。

面談では「できれば土日休みがいい」と伝えました。
でも正直に言うと、休日のほうは、そこまでこだわっていませんでした。

シフト制でもよかったし、平日休みでもよかった。
給料さえ合っていれば、休みは土日でなくても妥協できたと思います。

譲れなかったもの
  • 給料を下げないこと
🤔
妥協できたもの
  • 土日休みであること
  • シフト制でもよかった
  • 平日休みでもよかった

並べてみると、自分でもはっきりします。
条件として口に出したもののうち、譲れなかったのは1つだけでした。

(もうひとつ、口に出していない譲れないものがあったことは、タクシーを断ったところで書いたとおりです)

「じゃあ休みを諦めれば転職できたのでは」と思われそうなので

ここは、はっきりさせておきます。

実際に紹介された3件は、どれも年収で150万円ほど下がる内容でした。

つまり自分の場合は、休みを妥協するかどうか以前の問題だったということです。
譲れない線に届いた求人が、1件もなかった。それだけです。

だからあの記事でも、最後はこう書きました。
「今の給料を削ってまで、土日休みにこだわらなくていい」と。

休みを諦めなかったから転職しなかったのではありません。
休みは諦めてもよかったのに、それでも給料の線に届かなかった——そういう話です。

逆に言うと、「あれもこれも」と条件を並べていたら、紹介される求人はゼロになっていたはずです。

条件は「多く出す」ものではありません

希望条件は、多く言えば言うほどいいわけではありません。

全部を満たす求人は、まず出てこないからです。
別の記事にも書きましたが、休みと給料は、だいたいケンカします。

だから順番をつけておく
これが、登録前にやっておくといちばん効くことだと思っています。

これから登録する人へ

自分の経験から、こう伝えたいです。

1
絶対に
譲れない点を
1つ決める
2
妥協できる点を
書き出す
3
その状態で
登録する

頭の中だけだと、話しているうちにブレます。書き出しておくといいと思います。

自分の場合は、それが「給料」でした。人によって違うはずです。
もし給料を選ぶなら、比べるのは額面ではなく手取りにしてください。額面が同じでも、手元に残る額は変わります。

登録先をどう選ぶかは複数登録の話に、そもそもエージェント以外の探し方は仕事の探し方3つの比較にまとめてあります。

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ここまで読んで、「思ったより身構えなくていいんだな」と感じた人もいると思います。
それでも指が止まるとしたら、理由はたいてい「電話が面倒くさそう」「断りにくそう」のどちらかです。

自分の場合は、電話40分・断るのは一言で終わりました。そこは上に書いたとおりです。

そのうえで、探し方は住んでいる場所で変わります。ここだけは正直に分けて書きます。

A:埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪に住んでいる人

下はドライバー専門の転職エージェントの広告です。
自分が使ったのは別のエージェントですが、相場を確かめるだけの目的で使いました。同じ使い方ができるかどうかは、聞いてみないと分かりません。

ドライバーの求人・転職・募集なら【レバジョブ】

使う前に、3つだけ。エリアは埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪だけです(2026年8月時点)。登録すると、まず電話が来ます——この記事に書いた40分の電話と、たぶん同じ入口です。あとは年齢の条件(タクシー以外は18〜59歳)。

自分が使ったのはこのサービスではありません。中身の良し悪しは分かりません。ここに置いているのは「エージェントという選択肢が実際にある」という意味で、登録をすすめているわけではありません。

B:それ以外の地域に住んでいる人

上はエリア外の人には使えません。ただ、やることは変わりません。
この記事に書いた「譲れない1つを決めてから動く」は、ハローワークでも直接応募でも同じです。

地域ごとの探し方は仕事の探し方3つの比較に、エージェント・ハローワーク・直接応募の3つを並べて書きました。自分の地域で使えるものから見てください。

どちらを選んでも、今日決める必要はありません。条件を書き出すところまでで、いったん止めても大丈夫です。

まとめ:40分の電話と、1つの線引き

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

自分が経験したことをまとめます。

  • 登録はメールから。そのあと担当者から電話が来ました
  • 面談は電話で40分。会いに行っていません
  • 聞かれたのは希望条件と給料の2つだけ
  • 意外だったのは「タクシーには興味があるか」という質問。条件は上がっていると分かっていましたが、断りました
  • 断るときは「希望の給料条件がないですね」の一言で終わりました

身構えるほどのことは、何も起きませんでした。

ただし、それは自分の中で「譲れない線」が決まっていたからだと思っています。

そこさえ決めておけば、面談はただの情報収集になります。
断るのも、続けるのも、自分で決められます。