【土日休み希望だと給料は下がる?】トラック転職エージェントを使った本音|現役20年ドライバー

アンナギさん、ちょっと相談いいですか。トラックは辞めたくないんですけど…もうちょっと休みが欲しくて。
あー、わかるよ。土日休みたい、ってことだよね?
そうなんですよ。転職エージェントを使ったら、いい会社が見つかりますかね?
実は俺、それをやったことがあるんだ。……先に結論を言っておくと、土日休みを希望したら、給料が下がる求人ばっかりだった。で、転職はやめたよ。
そうなんですか…。
でも、登録して損したとは全然思ってない。むしろやってよかった。なんでか、これから話すね。
まず、これ書いてる自分について(怪しくないです)
自分は現役のトラックドライバーです。
2t・3t・4tと乗ってきて、ずっと地場(日帰り)で20年。
その前は、住宅リフォームの営業と、引越しの手伝いをやってました。
給料の話をすると、
新人のころが額面で25万円くらい。
今は20年目で、50万円台の後半です。
(くわしい実額の話は給料のリアルの記事に書きました)
そのうえで、ドライバー専門の転職エージェントを1社、ちゃんと使いました。
ネットで拾った話じゃなくて、自分で登録して、自分の目で求人を見た話をします。
なんで土日休みにすると給料が下がるの?
そもそも、なんで土日休みにすると給料が下がるんですか?休みたいだけなのに。
いい質問だね。最初は俺も『なんでだろう』って思ったよ。でも理由は、すごくシンプルなんだ。
トラックが一番稼げるのは、世の中が動いてる日なんです。
お店も工場も動いてる日はもちろん、
土日にドカッと荷物が出る仕事(お店向けの配送とか)も多い。
つまり「土日は絶対休みたい」と言うと、
一番おいしい仕事を、自分から手放すことになる。
- 休みは取りやすくなる
- 給料は下がりやすい
- 休みは今のまま
- 給料は下がらない
あー…会社がケチってるわけじゃないんですね。
そう。ただの仕組みの話なんだよ。これに気づいたとき、自分はちょっとスッキリしたんだ。
で、実際どうだった?出てきたのは「休めるけど下がる」求人
やったことは、こんな感じです。
エージェントに
登録する
(地場・土日祝休み・
給料は下げたくない)
出して
もらう
今の会社と
にらめっこ
で、ここでハッキリぶつかりました。
出てくるのが「休みは取れる。けど、給料は今より下がる」求人ばっかりだったんです。

具体的に言うと、紹介されたのは3件ほど。
担当は男性の方で、こちらの事情にそれなりに寄り添ってくれる、感じのいい人でした。
ただ、出てきた求人の給料を計算すると——
年収でだいたい150万、月にすると10万は下がる。そういう提示でした。
ちゃんと土日休める会社は、今の手取りより下がる。
逆に給料が近い求人は、休みが今とたいして変わらない。
もう、笑っちゃうくらいキレイにそうなってました。
うわ、どっちも取るのは無理ってことですか…。
そういうこと。で、俺は『今の給料を削ってまで土日休みにこだわらなくていいや』と思って、今回はやめたんだ。
今の会社と、転職した場合。並べて比べてみた
迷ったときって、頭の中でグルグル考えても答えが出ないんですよね。
なので自分は、紙に書き出して並べました。
見たのは、この3つだけです。
| 比べたところ | 今の会社(残る) | 土日休み重視で転職したら |
|---|---|---|
| 月給(額面) | 50万円台後半(自分の実額) | 今より下がる求人が中心 |
| 土日祝の休み | 今のやり方で回ってる | 取りやすくなる |
| 転職の手間・リスク | ゼロ(今のまま) | 新しい会社に慣れ直す必要あり |
数字は、自分の実額だけ書いてます。
でも大事なのは金額そのものより、
「何を取って、何を諦めるのか」がハッキリすることでした。
並べたら、自分の気持ちが一発で見えたんです。
1社使っただけでも、これは良かった
でも結局やめたんですよね?使った意味はあったんですか?
それが、あったんだよ。『登録してよかった』って思えたことが2つある。
①自分の“今の値段”が分かった。
今の自分の条件が、よその会社だといくらなのか。
それが見えただけで、
「あれ、今の会社、意外と悪くないんじゃ?」って落ち着けました。
②求人を探す手間が、ごっそり減った。
希望を伝えたら、条件に近い求人をまとめて持ってきてくれる。
働きながら自分で1件ずつ探すの、正直しんどいので。
これはラクでした。
もちろん、いいことばっかりじゃないです。
「休みも増えて、給料も上がる」みたいな都合のいい求人は、そうそう出てこない。
エージェントは魔法じゃないので、そこは期待しすぎない方がいいです。
もし次に選ぶなら、自分はここを見ます
会社の名前を挙げるより、「選ぶときのコツ」の方が役に立つと思うので、
自分の考えを置いておきますね。
- ドライバー・運送に詳しいエージェントか(現場を分かってる担当だと話が早い)
- 自分のエリア・地場の求人を持ってるか(長距離ばっかり出されても困る)
- こっちの希望を無視してグイグイ来ないか(数字のために動かそうとする担当は、合わない)
ちなみに自分の場合、連絡は電話とSMSでした。
メッセージはほぼ毎日届くけど、見たり見なかったりでも問題なし。
この「ちょうどいい距離感」だったのは、正直助かりました。
なるほど…合わないと思ったら、断っていいんですね。
もちろん。無理に進める必要はないよ。
エージェント、向いてる人・今はやめとくべき人
じゃあ、どういう人がエージェントに向いてるんですか?
俺の体験から、正直に線を引くとこうなるよ。
- 今の休みや労働時間が、体力的に本当にきつい人
- 給料が少し下がっても、休みや時間がほしい人
- 働きながら、自分で求人を探す時間がない人
- 「なんとなく不満」なだけで、譲れない条件がまだハッキリしてない人
- 給料は1円も下げたくない、でも休みも増やしたい人(これ、両立はけっこう難しいです)
俺は後者に近かったから、今回は残ったんだ。『動かない』っていうのも、ちゃんとした答えだからね。
一番おすすめの使い方は「相場だけ見る」こと
ここが一番言いたいことです。
でも、登録したら転職しなきゃダメなんじゃ…?
いや、そんなことないよ。そこを勘違いしてる人、多いんだ。
エージェントは、登録したら絶対に転職しなきゃいけない、
ってものじゃないんです。
今すぐ動く気がない人ほど、「自分の相場だけ」見ておくと、モヤモヤが消えます。
実際、自分が「給料が下がるので、今回はやめておきます」と断ったときも、
担当の人は無理に引き止めませんでした。
返ってきたのは、「じゃあ、情報だけは送らせてもらいますね」の一言。
それからも求人情報はちょくちょく届きます。
自分で求人サイトを見に行く手間が少し省けるので、
これはこれで、ありがたく受け取っています。
断っても、この関係は続けられる——それを知れたのも収穫でした。
実際に求人を並べてみて、
「お、移った方が幸せそう」と思ったら動けばいいし、
「いや、今のままでいいわ」と分かったら、それも大きな収穫。
どっちに転んでも、“ちゃんと確かめた”っていう事実が、不安を消してくれます。
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ここまで読んで、「相場だけなら見てみようかな」と思った人もいると思います。
ただ、探し方は住んでいる場所で変わります。ここは正直に分けて書きます。
A:埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪に住んでいる人
下はドライバー専門の転職エージェントの広告です。
自分がやったのは「今の自分の条件が、世の中でどのくらいなのか」を確かめることだけでした。
先に知っておいてほしいことが3つあります。
- 対応エリアは埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪だけです(2026年8月時点)。それ以外の地域の人は対象外になります
- 登録すると電話がかかってきます。メールだけでは終わりません
- 年齢の条件があります(タクシー以外の職種は18〜59歳)
この記事で自分が使ったと書いているのは、このサービスではありません。中身の良し悪しは分かりません。ここに置いているのは「ドライバー専門のエージェントが実際にある」という意味で、登録をすすめているわけではありません。
B:それ以外の地域に住んでいる人
上はエリア外なので使えません。
ただ、この記事に書いた「相場だけ確かめる」という使い方は、探し方が変わっても同じです。
地域ごとの探し方は仕事の探し方3つの比較に、エージェント・ハローワーク・直接応募を並べて書きました。自分の地域で使えるものから見てください。
どちらにしても、まずは条件を書き出すところまでで大丈夫です。
まとめ:休みと給料は、だいたいケンカする

なんか、ちょっと気がラクになりました。
よかった。最後にまとめておくね。
自分の場合は、土日休みを希望したら給料が下がる求人ばかりで、
今回は転職をやめました。
でも、これは失敗じゃないです。
トラックの仕事って、
「土日に動くから稼げる」という仕組みがある以上、
休みと給料は、だいたいケンカします。
だからこそ、どっちを取るかは、自分で決めるしかない。
その材料をそろえる意味で、
エージェントで“相場だけ”のぞいてみるのは、悪くない一歩だと思います。
動くのも残るのも、確かめてから決めましょう。
自分は、確かめたうえで残りました。それだけの話です。
ちなみに自分は、この1社しか使いませんでした。
「エージェントって1社だけでいいの?」が気になった人は、下の記事もどうぞ。
1社だった正直な理由と、それでも複数をすすめる理由を書いています。