トラックドライバーの給料のリアル【新人25万→20年目50万台後半】現役が実額で語る

トラックの横で給料袋が階段状に積み上がっていくイラスト
後輩くん
後輩くん

アンナギさん、トラックドライバーって、実際いくらもらえるんですか?

アンナギ
アンナギ

そこ、みんな気になるよね。求人票の「月収35万円可!」を見ても、“可”って何だよ、って思うでしょ。先に、自分の場合を正直に出しておくね。

結論から言うと、自分の場合はこうでした。

新人時代(未経験スタート)・月給(額面)

25万円前後

現在(20年目・4t地場)・月給(額面)

50万円台後半

※「額面」は、税金や保険料が引かれる“前”の金額です。
実際に手元に残る「手取り」は、ここから少し下がります。
求人票に出ているのも、たいていこの「額面」の数字です。

自分は現役のトラックドライバーです。
2t・3t・4tと乗り継いで、ずっと地場(日帰り)配送で20年。
この記事では、求人サイトが書かない「給料の中身」を正直に書きます。

新人時代:25万円は「安い」のか

後輩くん
後輩くん

25万円って、正直ちょっと安くないですか…?

未経験で入った当時の給料は、額面25万円前後でした。

早朝の駐車場で、白い小型トラックの運転席に乗り込もうとしている新人ドライバーのイラスト

ちなみに自分は、最初からハンドルを握ったわけじゃありません。
まずは助手として先輩の横に乗って、仕事の流れを覚えるところから
荷物の扱い方、コースの回り方、届け先での動き方。
一通り覚えたところでドライバーになって、そこからは黙々と毎日こなす日々でした。

で、25万という金額。正直、楽な金額ではありません。
ただ当時の自分は、周りの友達と比べても「もらってる方」でした。
「未経験からいきなり25万前後もらえる仕事」は、自分の周りを見てもそんなに多くないんです。

自分はドライバーの前に、住宅リフォームの営業と引越しの仕事をしていました。
営業は数字に追われて心が削られ、引越しは体力の消耗が激しい。
それに比べてトラックは、覚えれば覚えるだけ着実に給料が積み上がっていく仕事でした。

20年でどう上がったか:カギは「乗れる車と任される仕事」

25万から50万台後半まで、一気に上がったわけではありません。
振り返ると、給料が上がったタイミングは決まっていました。

1
乗れるトラックが
増えたとき
(2t→3t→4t)
2
任されるコース・
仕事が
増えたとき
3
待遇のいい
会社に
移ったとき

逆に言うと、同じ車・同じコースのまま何年いても、
給料は思ったほど変わりません。
「経験年数」ではなく「できることの数」に値段がつく仕事です。

後輩くん
後輩くん

乗れる車が増えたら、給料って勝手に上がるものなんですか?

アンナギ
アンナギ

いや、正直に言うとね。黙ってたら、上がらなかったかもしれない。

自分の場合、3tに乗るようになったタイミングで、
上司に給料の話をしました。それで上げてもらえた。
でも、あのとき自分から言わなかったら……そのままだった可能性も、正直あると思います。

「上がるのを待つ」んじゃなくて、
「できることが増えたら、ちゃんと伝える」。
言いにくい話ですけど、これも給料を上げる大事な一歩でした。

「給料が高い会社」の落とし穴

後輩くん
後輩くん

え、給料が高い会社って、いい会社じゃないんですか?

ここは正直に書きます。
運送業界には「額面は高いが、中身がきつい」求人が確かにあります。

  • 重労働(手積み・手降ろし=荷物を手作業で積んだり降ろしたりすること)ありきで、数字を作っている
  • 残業時間が多い割に、時間あたりで見ると安い
トラックの荷台の前で、段ボール箱を手作業で積み降ろししているドライバーのイラスト

求人票の月収だけで決めると、ここで後悔します。
「その金額は、何時間働いて、何を積み降ろしした結果か」を必ず確認してください。

これ、人に言うだけだとフェアじゃないので、
自分の「50万円台後半」の中身も公開しておきます。

曜日働く時間
月・水・金8時ごろ出勤 → 19時半ごろ退勤
火・木・土朝6時出勤 → 19時半ごろ退勤
休み

つまり週6日、長い日は13時間以上働いての金額です。
ボーナスはある会社ですが、自分は少なめ。ほぼ月給で勝負の給料です。
「楽して50万」では、まったくないです。
でも、この“中身”とセットで見てもらえば、数字の意味が伝わると思います。

ちなみに自分が「いい会社かどうか」をどこで見るかというと、駐車場のトラックです。
車両が綺麗に使われていて、いろんな車種が揃っている会社は、
整備にも人にもお金をかけている可能性が高い。この話は別の記事で詳しく書きます。

まとめ:給料は「実額」と「中身」のセットで見る

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

トラックドライバーの給料は、
未経験25万円前後から始まり、
自分の場合は「できることの数」を増やしていったら、20年で50万円台後半まで来ました。
(もちろん、誰でも必ずそうなるわけではありません)

ただし、額面の大きさだけで会社を選ぶと後悔します。
時間・作業の中身・会社の質。
このブログでは、その見極め方を20年分の経験から書いていきます。

「じゃあ、今より条件のいい会社はあるのか?」が気になったら、下の記事も読んでみてください。
動くか残るかは、確かめてから決めればいいと思います。