残業代のカラクリ、ちゃんと分かってますか?現役20年が正直に解説

アンナギさん、求人票に「残業代別途支給」とか「固定残業代含む」とか書いてあるんですけど、正直よく分からなくて…。あれって何を見ればいいんですか?
そこ、みんな最初はよく分からないと思う。実は「残業代の仕組み」を知ってるだけで、求人票の見え方がだいぶ変わるんだ。今日はそこを正直に話すよ。
結論から言います。
残業代は「多いか少ないか」だけでなく、「どういう仕組みで払われているか」を見ると、その会社の誠実さが分かりやすいです。
難しい法律の話は最小限にして、求人票のどこを見ればいいかを中心に話します。
そもそも残業代(割増賃金)はどう決まるのか
まず基本のルールだけ、ざっくり押さえておきます。
残業(法定労働時間を超えた分)には、通常の時給の25%増しで残業代を払うのがルールです。
さらに、月60時間を超えた分は50%増しになります。2023年4月からは中小企業にも適用が広がり、今は会社の規模に関わらず全企業が対象です。
つまり、残業すればするほど、本来は会社の負担も重くなる仕組みになっています。
ここを知っておくと、次に話す「固定残業代」の見え方が変わってきます。
残業代って、会社にとってもちゃんと負担になる仕組みなんですね。
「固定残業代」の仕組みと、求人票の見方
求人票でよく見る「固定残業代」「みなし残業代」。
これは、実際の残業時間に関わらず、あらかじめ一定時間分の残業代を給料に含めて払う仕組みです。
制度自体は違法でも何でもなく、多くの会社が普通に使っています。
ただし、ちゃんとした会社かどうかは、求人票の「書き方」でだいぶ見分けがつくと思っています。
別々に
書いてあるか
何時間分か
書いてあるか
追加で
払われるか
この3つが求人票やハローワークの表記ルールで求められている基本の書き方です。
ここがあいまいな求人は、正直あまりおすすめしません。入社後に「思っていた条件と違う」となりやすいところです。
面接で「固定残業代って何時間分ですか?超えたらどうなりますか?」って聞くだけでいい。ちゃんとした会社なら、その場ですぐ答えられるはずだよ。
見落としがちな「荷待ち時間」の話
ここは、トラックドライバーならではの注意点です。
荷物が来るのを待つ「荷待ち時間」「手待ち時間」も、原則として労働時間にあたるとされています。
会社から出勤を命じられていて、呼ばれたらすぐ動かなければいけない状態なら、たとえ体を動かしていなくても「休憩」ではなく「労働時間」という考え方です。

自分も荷待ちの経験はよくあります。
正直、「これって休憩なのか仕事なのか、あいまいだな」と感じる場面は自分にもありました。
すぐ動ける状態で待たされているなら、それは休憩ではなく労働時間、というのが基本の考え方です。
待ってるだけの時間も、労働時間になることがあるんですか…!知らなかったです。
ここは会社によって扱いがバラバラなところです。
「うちは荷待ちも労働時間としてちゃんと計算してるよ」と言えるかどうかも、会社を見る一つの目安になると思います。
良い会社の残業代・怪しい会社の残業代
20年やってきた実感で、正直に線を引くとこうです。
- 基本給と固定残業代が別々に書いてある
- 固定残業代の時間数がはっきりしている
- 超えた分の残業代・荷待ち時間について、面接で普通に答えてくれる
- 「残業代込み」とだけ書いてあり、時間数の記載がない
- 超過分の扱いを聞いてもはぐらかされる
- 荷待ち時間は「休憩」の一点張りで説明がない
やばい運送会社の見分け方でも話したけど、重労働なのに給料が見合っていない会社、残業が多い割に給料が少ない会社は、だいたいこの残業代の仕組みがあいまいなことが多い気がするよ。
まとめ:仕組みを知っておくだけで、求人票の見え方が変わる
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
残業代は、「多い・少ない」だけでなく「仕組みがはっきりしているか」で見ると、会社選びの精度が上がります。
固定残業代の時間数、超過分の扱い、荷待ち時間の扱い。
この3つを面接や求人票でチェックするだけで、入社後の「思っていたのと違う」はかなり減らせると思います。
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