有給休暇は取りやすいのに、なぜ年3〜4回しか取らない?現役20年が正直に明かすカラクリ

リビングでカレンダーを見ながら、有給を取ろうか考えているドライバーのイラスト
後輩くん
後輩くん

求人票に「有給消化率〇%」とか書いてあるの、たまに見ます。トラックの仕事って、実際そんなに有給取れるものなんですか?

アンナギ
アンナギ

正直に言うと、俺の会社は有給、かなり取りやすい方だよ。早めに連絡して「休みたい」と言えば、ほぼ自動的に有給扱いにしてもらえる。
でも実際に俺が有給を使うのは、年に3〜4回くらい。今日はその理由を正直に話すよ。

結論から言います。
「取りやすいかどうか」と「実際に取るかどうか」は、別の話です。
自分の場合、有給を取らない理由は、会社の空気の悪さではなく、給料の仕組みと、繁忙期の人手不足という現実にあります。

そもそも有給休暇の基本ルール

まず基本のルールだけ、ざっくり押さえておきます。
年10日以上の有給が付与される人は、会社側が年5日は必ず取らせないといけないというルールが、2019年から全企業に義務付けられています。
これは会社の規模に関わらず、守らないと会社側が罰則の対象になります。

付与される日数は、勤続年数によって増えていきます。

勤続年数年間の付与日数(週5日勤務の場合)
6ヶ月10日
1年6ヶ月11日
2年6ヶ月12日
3年6ヶ月14日
4年6ヶ月16日
5年6ヶ月18日
6年6ヶ月以上20日

つまり制度としては、最低でも年5日は取れて当たり前のものです。
自分の会社は、そこはちゃんとしている方だと思います。

後輩くん
後輩くん

自動的に有給扱いになるって、けっこう良心的な会社なんですね。

なのに、なぜ年3〜4回しか取らないのか

ここが、今日いちばん話したいところです。
正直に言うと、有給を取ると、その日の給料が普段より安くなるんです。

自分の会社は日給月給制です。
有給を取っても日給が丸々もらえるわけではなく、体感では普段の3分の2くらいになります。
残業代や、その日の作業に応じた手当が乗らない分、有給の日は「基本の日給だけ」という感覚です。

だから、稼ぐためには、結局出勤するしかないというのが自分の現状です。

自宅のリビングで電話をかけ、会社に休みの連絡をしている明るい表情のドライバーのイラスト
アンナギ
アンナギ

有給の日は、残業代や歩合みたいな「その日実際に働いた分」に付く手当がつかないんだ。基本の日給だけになる分、普段の実入りと比べると少なく感じやすい。これが「取りやすいのに取らない」理由になってる。

有給休暇の間の給料をどう計算するかは、会社の就業規則で決まっている部分です。
ただ、どんな決め方であっても、残業や歩合が乗る「働いた日」と、乗らない「休んだ日」を比べれば、差が出るのは自然なことだと思います。

後輩くん
後輩くん

「有給消化率が高い」って書いてあっても、それだけじゃ安心できないってことですね…。

もう一つの理由:繁忙期の人手不足

給料の話だけでなく、正直に言うともう一つ理由があります。
繁忙期はドライバーの数が足りなくなり、休みにくいという現実です。

これは自分の会社だけの話ではなく、業界全体として人手が少なくなっていると感じる場面が増えています。
制度としては取りやすくても、休むと誰かにしわ寄せがいく空気があると、気軽には休みづらくなります。

後輩くん
後輩くん

制度があっても、人手が足りないと結局休みにくくなっちゃうんですね…。

ちなみに、運動会やお盆、大晦日・正月など、家族の行事は繁忙期と重なりやすく、休日出勤になってしまうこともあります。
そういう日に休日出勤手当を出してくれる会社もあれば、そうでない会社もあります。
ここは求人票だけでは分からないので、気になる人は面接で聞いてみるといいと思います。

求人票・面接でチェックすべき3つ

「有給が取りやすいか」だけでなく、この3つを合わせて確認すると、後悔が減ると思います。

1
有給消化率の
実績を
聞く
2
有給の日の
給料の決め方を
聞く
3
申請のしやすさ・
会社の空気を
聞く

特に②は、求人票にはまず書かれていません。
「有給を取った日の給料って、どういう計算になりますか?」と面接で聞くだけで、その会社の実態がだいぶ見えてくると思います。

取りやすい会社・取りにくい会社

安心しやすい会社
  • 申請すればすぐ有給扱いにしてくれる
  • 有給の日の給料の決め方を、面接ではっきり答えてくれる
  • 年5日の取得実績を、隠さず教えてくれる
  • 家族行事等での休日出勤に、手当を出してくれる
🤔
注意した方がいい会社
  • 有給の話をすると、あからさまに嫌な顔をされる
  • 有給の日の給料について、聞いてもあいまいにされる
  • 「有給消化率」の実績を教えてくれない
  • 繁忙期の休日出勤について、手当の話をはぐらかされる
アンナギ
アンナギ

俺の会社は、有給を取ること自体は本当に気楽にやらせてもらってる。ただ「稼ぎたいなら出勤」っていう現実もセットで正直に伝えたいんだ。ここを知らずに入ると、ギャップを感じるかもしれないから。

まとめ:「取りやすさ」と「稼げるか」は別の話

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

自分の会社の有給は、取りやすい。でも、稼ぎたい月は出勤を選んでしまうし、繁忙期は自然と休みにくくなる。
これが20年やってきた、自分にとっての有給休暇の正直な実態です。

「有給消化率」の文字だけで判断せず、有給の日の給料の決め方・繁忙期の休日出勤の手当まで含めて確認する
これが、入社後に「思っていたのと違う」を減らすコツだと思います。

給料や会社の見極め方は、下の記事もあわせてどうぞ。