未経験からトラックドライバーになる手順【現役20年が教える5ステップ】

トラックドライバーって、未経験からでもなれるんですか?何から始めればいいのか、正直まったく分からなくて…。
なれるよ。俺自身、営業と引越しからの完全未経験スタートだったからね。順番さえ分かれば、そんなに難しくない。今日はその手順を、5つのステップに分けて話すね。
結論から言います。
未経験でも、トラックドライバーには順番どおり進めば、ちゃんとなれます。
自分は、住宅リフォームの営業と引越しの助手をやったあと、まったくの未経験でこの世界に入りました。
特別な経歴も、最初から大きい免許も持っていませんでした。
この記事では、その自分が通ってきた道を、5つのステップにして正直に書きます。
「何から手をつければいいか分からない」人の、地図になればうれしいです。
確認する
会社を選ぶ
仕事を覚える
デビュー
増やす
ステップ1:まず「免許」を確認する(最初の関門)
普通免許しか持ってないんですけど…それでも大丈夫ですか?
ここは、いちばん最初に確認してほしいところです。
そして、意外な落とし穴でもあります。
実は、2017年3月に免許の制度が変わりました。
それ以降に普通免許を取った人が運転できるのは、「車両総重量3.5トン未満」までです。
ところが、現場でよく使う「2トントラック」は、車両総重量が3.5トンを超える車が多いんです。
つまり――今の普通免許だけだと、2トン車に乗れないことがあります。
ここを知らずに応募して、あとで気づく人が結構います。
そこで出てくるのが「準中型免許」です。
これは18歳から、普通免許を持っていなくても直接取れる免許で、
これがあれば、2〜3トンクラスのトラックの多くをカバーできます。
(※2017年3月より前に普通免許を取った人は、5トン未満まで運転できるので、多くの2トン車はそのまま乗れます)
ここまでを、表にまとめておきます。
自分の免許がどれにあたるか、確認してみてください。
| あなたの免許 | 運転できる大きさ (車両総重量) | 2トン車は? |
|---|---|---|
| 普通免許 (2017年3月12日〜に取得) | 3.5トン未満 | 乗れないことが多い |
| 普通免許 (2017年3月11日までに取得) | 5トン未満 | 多くは乗れる |
| 準中型免許 (18歳から直接取れる) | 7.5トン未満 | 乗れる |
| 中型免許 | 11トン未満 | 乗れる |
| 大型免許 | 11トン以上もOK | 乗れる |
※「車両総重量」は、車体+荷物+人をぜんぶ足した重さのことです。
「2トントラック」の"2トン"は積める荷物の重さなので、別モノ。ここが混乱しやすいポイントです。
正直、俺が入った20年前とは制度が変わってるんだ。だから「自分の免許で何に乗れるか」は、思い込みで判断しないでほしい。
いちばん確実なのは、この2つです。
- 車検証の「車両総重量」を見る……乗れるかどうかは、この数字で決まります。
- 応募先の会社に直接聞く……「この免許で乗れますか?」と。会社は毎日その判断をしているので、すぐ教えてくれます。
それと、「免許の取得を支援してくれる会社」もあります。
費用を会社が出してくれる制度があるところなら、今、免許がなくても入り口はあります。
「免許がないから無理」と、最初からあきらめなくて大丈夫です。
ステップ2:「未経験OK・研修あり」の会社を選ぶ
会社って、どういうところを選べばいいんですか?未経験だと、不安で…。
未経験のうちは、「未経験歓迎」「研修あり」「助手からスタートできる」会社を選ぶのが安心です。
いきなり大きい車や長距離を任せる会社より、
地場(日帰り)の小型から始められる会社のほうが、体もラクだし、覚えることも一つずつで済みます。
そして、会社選びそのものにもコツがあります。
これは長くなるので別記事にまとめましたが、ひとことで言うと「駐車場のトラックを見る」。
くわしくはやばい運送会社の見分け方を読んでみてください。
ステップ3:最初は「助手」で仕事を覚える
会社に入っても、いきなり一人でハンドルを握るわけではありません。
自分の場合は、まず助手として、先輩の横に乗るところからのスタートでした。

- 荷物の扱い方
- コースの回り方
- 届け先での動き方
こういう「体で覚えること」を、先輩の隣で一つずつ覚えていきます。
未経験でも、ここでちゃんと覚えれば大丈夫。最初は誰でも助手からです。
この助手の期間は、お金をもらいながら練習させてもらえる時間だと思えばいい。焦らなくて大丈夫だよ。
ステップ4:ドライバーデビュー。あとは黙々と
一通り覚えたら、いよいよドライバーとしてデビューです。
最初の何日かは、正直ドキドキします。
でも、助手の間に体で覚えたことがあるから、やってみると意外と体が動きます。
あとは、毎日のコースを黙々とこなしていくうちに、自然と慣れていきます。
助手でちゃんと覚えてからなら、少し安心できますね。
ステップ5:「できること」を増やして給料を上げる
ドライバーになったら、そこがゴールではなくスタートです。
ここから先は、「できること」を増やしていくほど、給料が積み上がっていきます。
- 乗れるトラックを増やす(2t → 3t → 4t…)
- 任されるコースや仕事を増やす

自分は、この積み重ねで、未経験スタートの月給25万円前後から、20年で50万円台後半まで来ました。
(もちろん、誰でも必ずそうなるわけではありません)
それと、地味だけど大事なのが「できることが増えたら、ちゃんと伝える」こと。
自分は、黙っていたら給料が上がらなかったかもしれません。
このあたりの話は、トラックドライバーの給料のリアルに正直に書いています。
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ここまで読んで、「順番は分かったけど、最初の会社はどうやって見つけるんだ」と思った人が多いはずです。未経験のうちは、そこが一番きついところです。求人票を見ても、未経験で通るのかどうかは書いていないことが多いです。
探し方は、住んでいる場所で変わります。
A:埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪に住んでいる人
下はドライバー専門の転職エージェントの広告です。未経験の求人を扱っているかどうかも含めて、まず聞いてみる場所のひとつです。自分はこのサービスを使ったことがないので、中身の良し悪しは分かりません。
使える人は限られます。エリアは埼玉・千葉・東京・神奈川・大阪の5つだけ(2026年8月時点)。あとは登録すると電話がかかってくることと、年齢の条件(18〜59歳)です。ここを知らずに登録すると驚くと思うので、先に書いておきます。
B:それ以外の地域に住んでいる人
上はエリア外なので使えません。ハローワークか、会社に直接応募する形になります。
自分が入ったのは20年前で、エージェントというもの自体を知りませんでした。会社に直接応募して、それで入っています。今どちらが早いかは分かりませんが、その道でも入れるとは言えます。
3つの探し方の違いは仕事の探し方3つの比較に書きました。
どちらにしても、ステップ1の免許の確認が先です。そこが済んでいない人は、あわてなくて大丈夫です。
まとめ:未経験でも、順番どおりなら大丈夫
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
未経験からトラックドライバーになる手順は、この5つでした。
- 免許を確認する(車検証の「車両総重量」/会社に聞く)
- 未経験OK・研修ありの会社を選ぶ
- 助手として、先輩の横で仕事を覚える
- ドライバーデビューして、黙々と慣れる
- できることを増やして、給料を上げていく
自分も、特別な経歴のない完全未経験からのスタートでした。
だから、いま「自分にできるかな」と不安な人にも、順番どおりやれば大丈夫だと伝えたいです。
「そもそも、自分にトラックが向いてるのかな」と迷っているなら、下の記事も先に読んでみてください。
向き・不向きを正直に書いています。焦らず、一歩ずつでいきましょう。