大型免許の費用はいくら?今の免許で20万円以上ちがう

晴れた駐車場に停まる、堂々とした白い大型トラックのイラスト
後輩くん
後輩くん

大型免許って、お金をかけて取る価値ありますか?ちゃんと元が取れるのか、気になっちゃって…。

アンナギ
アンナギ

先に正直に言うね。俺は大型を持ってないんだ。今の会社に必要なかったから、取らなかった。だからこそ、"取らなかった側"の本音と、まわりで取った人を見てきた話を、フェアに伝えられると思う。

結論から言います。
大型免許で「元が取れるか」の答えは、"給料で回収"より、"体のラクさで回収"です。

まわりを見ていると、大型を取って給料が跳ね上がる、という感じではありません。
でも、体の負担はハッキリ軽くなります。ここがいちばんの見返りです。

費用の答えも、先に出します。
大型免許の費用は、いま持っている免許で20万円以上ちがいます。
中型を持っている人なら約27万〜35万円、普通免許だけの人は約43万〜51万円です(関東の教習所3校・通学・2026年10月時点)。
免許別の一覧は、このあとの表にまとめました。

そして、これは自分の本音ですが――多くの人は、いきなり大型より、先に取った方がいい免許があります。それは記事の最後に。

まず正直に。自分は大型を持っていません

この記事を読むうえで、先に知っておいてほしいことがあります。

自分は2t・3t・4tと乗り継いで、地場で20年。大型免許は持っていません。

取ろうと思ったことは、あります。
でも、今の会社には大型に乗る仕事がなかったんです。必要のない免許にお金と時間をかけるのは違うな、と。
正直、教習所に通うのが大変だったのもあります。

後輩くん
後輩くん

持ってない人が書くからこそ、逆に信じられます。

ちなみに、大型は取りませんでしたが、フォークリフトの免許は持っています。
これが後で大事な話になるので、覚えておいてください。

大型を取ると、何が変わる?(まわりで取った人を見て)

まわりで大型を取った人を見てきて、変わったのは主にこの2つです。

大型を取ると…
給料「変わらない」か「上がった」。
「下がった」は聞いたことがない
体の負担軽くなる(手で下ろす作業が減る)

まず給料。
まわりを見る限り、大型を取って「下がった」という人は聞いたことがありません。
「変わらない」か「上がった」か。下振れのリスクは低い免許だと感じます。
(ただし、"必ず上がる"わけでもないので、そこは期待しすぎないでください)

そして、いちばん大きいのが体の負担です。

フォークリフトでパレットに載せた荷物を大型トラックに積み込んでいるイラスト

大型の仕事は、パレット積み・パレット下ろしがメインになることが多いです。
荷物をパレット(すのこ状の台)にまとめて、フォークリフトで積み降ろしするので、
手で一つひとつ下ろす作業が、グッと減ります。

地場の小型でよくある「手積み・手降ろし」に比べると、体の消耗はかなり違います。
腰を長く守りたい人には、これは大きい見返りです。

大型免許の費用は、いまの免許で20万円以上ちがう

後輩くん
後輩くん

でも、大型って取るのにけっこうお金かかりますよね…?

そこは正直、安くありません。
それと、ここは多くの記事がざっくり書いているところなので、はっきり言っておきます。
大型免許の費用は「いくら」と一言で言えません。いま持っている免許で、20万円以上ちがいます。

実際の料金を、関東の教習所3校(神奈川・埼玉・東京)で調べて並べたものがこれです。すべて大型一種・通学・税込の総額です(2026年10月時点)。

いま持っている免許大型を取るまでの費用
中型約27万〜35万円
中型8t限定(MT)約33万〜39万円
中型8t限定(AT)約37万〜42万円
準中型約36万〜43万円
準中型5t限定(MT)約39万〜45万円
準中型5t限定(AT)約43万〜48万円
普通(MT)約43万〜48万円
普通(AT)約47万〜51万円

いちばん下といちばん上で、24万円ちがいます。
理由は単純で、いま持っている免許が大型に近いほど、受ける教習の時間が短くなるからです。中型を持っている人は、もうかなり近いところにいます。

後輩くん
後輩くん

普通免許しか持ってないんですけど…50万円って、車が買えるじゃないですか。

アンナギ
アンナギ

そう、そこがいちばん大事なところ。「大型は25万円くらい」と思って読み進めると、話が全然ちがってくる。まず自分の免許証を見てからだよ。

※この3校はたまたま選んだ関東の教習所です。地域や時期で変わりますし、割引キャンペーンをやっている教習所もあります(調べた1校は、時期によって5万〜7万円ほど安くなる案内を出していました)。通うつもりの教習所の料金表は、必ず自分で見てください。

ただ、この費用を全額自腹で考えなくていいケースがあります。

  • 会社が費用を出してくれる……「取ってくれたら、うちで大型に乗ってほしい」という会社は、支給してくれるところがあります。
  • 「教育訓練給付金」が使えることがある……国が指定した講座なら、かかった費用の2割(上限10万円)があとで戻ってくる制度です。たとえば中型を持っている人の大型コースだと、26万円台が実質21万円台になる計算になります。講座の区分によって戻る割合が変わることもあるので、金額は教習所に確認してください。

ただし給付金には条件があります。
雇用保険に入っている期間などの決まりがあり、受講の前にハローワークで手続きが必要です。
使えるかどうかは、必ず事前にハローワークや教習所に確認してください(対象外の講座もあります)。

アンナギ
アンナギ

表の金額をまるまる自腹だと重いけど、会社支給や給付金を使えば、実際の負担はぐっと下がる。そこまで込みで"元が取れるか"を考えるといいよ。

それと、もう1つ選択肢を。
「教習所に毎日通う時間が、なかなか取れない」という人には、合宿でまとめて取るという方法もあります。

合宿の料金は、ある予約サイトに載っていた12校を見たところ約24万〜36万円(税込・宿泊と食事込み)でした(2026年10月時点)。通学より安く見えますが、表示されている金額がどの免許からの料金なのかは学校ごとに違います。自分の免許でいくらになるかは、必ず確認してください。

通学と合宿、どちらが向くかはお金より時間で決まると思います。毎日通える人は通学、まとまった休みが取れる人は合宿です。大型・中型を「取る」と決めた人は、中身だけでも見てみてください。

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取った方がいい人・取らなくていい人

20年見てきた実感で、正直に線を引くとこうです。

✅
取る価値がありそうな人
  • 手降ろしがきつい/体の負担を減らしたい
  • 大きいトラックに乗ってみたい
  • 会社が費用を出してくれる・給付金が使える
🤔
今は取らなくていい人
  • 今の仕事や体の状態に満足している
  • 地場の小〜中型で完結していて、乗る予定がない
  • 全額自腹で、使うあてがまだない

正直、多くの人は「フォークリフト」が先

後輩くん
後輩くん

アンナギさんは、大型は取らなかったんですよね。じゃあ最初の一歩は、何を取ればいいんですか?

アンナギ
アンナギ

俺の本音を言うと、まずはフォークリフトの免許だね。俺自身が持ってて、これは取ってよかったと思ってる。

倉庫でフォークリフトを運転して荷物を運んでいるドライバーのイラスト

理由はシンプルです。

  • 大型より、短い期間・少ない費用で取れる……ハードルがぐっと低いです。
  • パレット作業の現場で、そのまま役に立つ……大型の"体がラクになる"部分は、実はフォークが支えています。
  • 手降ろしが減る=腰を守れる……体への見返りが、費用のわりに大きい。

もちろん、大型に乗る仕事がハッキリ決まっているなら、大型を目指すのもいいと思います。
ただ、「何から取ればいいか分からない」なら、まずフォーク。
これが、大型を取らなかった自分がたどり着いた、正直なおすすめです。

フォークリフト免許のことは、フォークリフト免許はトラックに必要?【大型より、まずこっち】に、費用・日数・取った方がいい人まで正直にまとめました。あわせてどうぞ。

まとめ:大型は「体で元を取る」免許

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

大型免許は、「給料でドンと元を取る」免許ではありません。
まわりを見る限り、給料は下がらないし、体の負担が軽くなるという形で元が返ってきます。
費用も、会社支給や給付金を使えば、負担はぐっと下げられます。

ただし、今の仕事と体に満足しているなら、急いで取る必要はありません。
そして、最初の一歩なら――大型よりフォークリフトを、自分はすすめます。

焦らず、自分に必要なものから、一つずつでいきましょう。